コンサル下ちゃんの人事気象台

庶民派コンサル「下ちゃん」の一期一会ブログ

組織活性化するために・・・  人事見直し倶楽部通信  №4160

time 2021/07/16

組織活性化するために・・・  人事見直し倶楽部通信  №4160

みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和3年7月16日金曜日です。

#目標管理 #360度評価 #テレワーク #マインドセット #タレントマネジメント

日に日に増します。東京の感染者数。今のペースが続けば、8月11日に1週間平均の新規感染者数が2406人に達し、1月の第3波のピーク時(1816人)を大きく超えるとのこと。

危機感をもって行動しないといけないと改めて思いますね。

 

さて、

働き方改革の流れで、組織としての生産性を向上させることに多くの注目が集まるようになりました。組織にとってアプローチが難しい「組織活性」に焦点をあて、組織生産性を上げる取り組みを考えることが大事だとも言われています。

ある産業医の先生の書物によれば、組織活性は個人活性の集まりで構成されていると。

ある特定の従業員の活性を上げたとしても、ほかの従業員の活性を大きく落としてしまうような施策であれば、組織全体としての活性は低下してしまう、という事象が頻繁に発生すると・・・

組織活性を上げるためには、個人心理だけでなく、組織心理を理解し、バランスの取れた施策を行っていくことが重要だといわれています。

そして組織活性に影響を与えるのは「心身コンディション」「働きやすさ」「働きがい」の3つだそうです。その3つへのアプローチを行うことが、組織活性を上げることになるんだと。

たとえば、心身コンディションを良好に保つということは、組織活性の向上における基礎となります。 心身の健康が悪化すると、働きやすさや働きがいが顕著に下がります。またその逆に、働きやすさや働きがいが下がると、心身のコンディションの悪化を引き起こすことにもつながると。

そして、心身のコンディション悪化は、休職や離職などの「離脱」を招くこととなり、組織に大きなダメージをもたらすことになります。

働きやすさが低下すると、働きがいが生まれづらい環境になるだけでなく、居心地の悪い環境からの回避をするために離職をするという「消極的離職」が起こりやすくなる。また、精神的ストレスが増えることでメンタル不調など心身のコンディション悪化をもたらすこともあります。 その一方で、過度に働きやすさを追い求めていく中で、業務負荷をやみくもに減らすなど、働きがいへの配慮が欠落すると、従業員にとって「ぬるま湯」的な環境を作ってしまい、組織活性の低下を招いてしまうこともあります。

働きがいが生まれるためには、良好な心身コンディションと、ある程度の働きやすさが担保される必要があります。 働きやすさは従業員の間でのばらつきはそれほど発生しませんが、働きがいは、従業員それぞれ重要視している項目が異なることから、ばらつきが大きくなる傾向があります。 働きがいが低下すると、より働きがいのある仕事を求めて離職をするという「積極的離職」や、離職することのリスクを恐れて仕方なしに離職しないという「消極的定着」が起こりやすくなります。 優秀な人材から離職が起こり、ぶら下がり人材の比率が増えることで、組織活性の低下が引き起こされます。

それぞれの課題を自社に当てはめてこれからの人材育成を考える時期にもなっているのではないだろうか。

 

MPE 経営人事教育システム

最近のコメント