みなさんこんにちは。今日は、令和8年3月11日水曜日です。
『明るく挨し、心に芯を、運は信じて、縁を結び、目指すは遥か、大きな夢』 をモットーにしている
下ちゃんです。
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三月の朝、校門の前でほうきを動かす用務員さんがいた。
「今日は晴れてよかったなあ」
その声は、式に向かう学生たちの背中にそっと触れるようだった。
羽織袴の裾を気にしながら歩く学生たちは、どこかぎこちない。
けれど、その不器用さこそが、これから社会に出る若い人たちの“初速”なのだと思う。
完璧ではないけれど、確かに前へ進んでいる。
校庭のサクラはまだ咲ききっていない。
蕾のふくらみは、「いまは未完成でいい」という静かな肯定に見える。
社会に出ると、“できる自分”を急いで作ろうとしてしまうけれど、本当に大切なのは、蕾のようにふくらみ続ける余白を持ち続けることだ。
式が終わり、写真の輪から少し離れた場所で、ひとりの男子学生が袴の帯を結び直していた。
「これで大丈夫かな」
その小さなつぶやきには、これから社会に向かう誰もが抱える不安と期待が混ざっていた。
その背中を見て、用務員さんが「大丈夫、大丈夫」と笑った。
その言葉は、経験を積んだ大人から若者への、ささやかなエールだった。
卒業とは、
過去を締めくくる儀式ではなく、
未来の自分をゆっくり結び直す時間なのだろう。
羽織袴の背中に揺れる緊張も、サクラの蕾のように、これから開いていく力の一部だ。
社会に出る若い人たちへ。
いまのぎこちなさを、どうか恥じないでほしい。
その不器用さこそが、
あなたの“風”をつくる最初の一歩になる。

