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忘れるまでの時間と記憶の関係・・・  人事見直し倶楽部通信  №4130

time 2021/06/16

忘れるまでの時間と記憶の関係・・・  人事見直し倶楽部通信  №4130

みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和3年6月16日水曜日です。

#目標管理 #360度評価 #テレワーク #マインドセット #タレントマネジメント

離職率を減少させるために、360度評価を取り入れようとする企業が増えているという。

360度評価はメリットが大きく、中小企業であれば評価の軸を事前に固めることで、風通しの良い会社になる可能性があります。

360度評価を行うことによって、部下も上司を評価する対象となります。

上司が仕事をしにくいのではないかという危惧も生まれますが、360度評価は多面的な評価制度でありあくまでも上司の仕事負担の軽減と、社員育成のための制度だということです。

評価を給与の反映するのではなく後進育成のために導入すれば諍いは起こりにくいです。

360度評価を導入することによって、多面的に評価を実施することが可能になります。

上司にとっては「これくらいは言い過ぎではないだろう」という指導でも部下にとっては「あそこまで言うことはないじゃないか」というケースもあり、評価の軸を会社全体で先に決定することが重要なのです。

 

さて、「メモを取れ」――。今も昔も、新人の頃には誰しもが経験したのでは・・・・

しかし、「メモなんかしなくても覚えているから大丈夫」「めんどくさい」「意味がない」と思っている人も少なからずいるのではないだろうか? 知ってました・・・

例えば、仕事におけるミスといえば、「上司の指示を忘れる」「書類をどこに置いたか忘れる」「人の名前を忘れる」といった、記憶に関するものが真っ先に思いつきますよね。「しっかり覚えた!」「忘れないだろう」と思っても、いつの間にか忘れてしまう。私たちの脳は、予想以上に頼りないのです。

記憶に関する研究の草分けともいえる「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれるものがあります。

「節約率」と呼ばれ、最初に完全に記憶する手間(時間・回数)に比べて、どれだけ再び完全に記憶するまでの手間が節約できたかを表す指標です。いわば、記憶の保持率、逆に考えれば忘却率ともいえます。

ここで知っておいてほしいのが、覚えた直後の急速な忘却カーブです。「完全に記憶した」と思っても、20分後にはすでに42%を忘れ、1時間後には56%、1日後には74%を忘れるという結果になっているということを・・・・・

メモを取る習慣がない人からすれば、メモを書く手間を省いて仕事を少しでも効率化している気になっているかもしれません。

しかし、メモに書かずに頭で「覚えておかなきゃ」と思うこと自体が脳のムダ遣いであり、仕事の非効率化の要因になっているのです。

ぜひメモを活用して効率的に仕事を覚えていってください。ベテランの方も、これを機にメモの効能を再確認し、仕事のミスを減らしてみてはどうでしょうか・・・・・

 

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