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手を抜いたらダメ、生み出した価値を・・・・  人事見直し倶楽部通信  №3779

time 2020/06/30

手を抜いたらダメ、生み出した価値を・・・・  人事見直し倶楽部通信  №3779

みなさんこんにちは。下ちゃんです。人財は採用⇒定着⇒教育にあり!!

#『一燈を提げて暗夜を行く、暗夜を憂うることなかれ、ただ一燈を頼め』

 

昨日の続きになるのだが、

「価値を伝えるプロセス」は組織内における個人にこそ求められている。なぜならば、組織内で上司や会社に対して自分が仕事を通じて成果を出したプロセスを説明することは、上司の立場からすれば不明瞭な内部の評価に一定の基準を与えることになる。さらにそのプロセスが言語化されることで横展開されて、個人知が組織知になる。

そんなときに仕事が成功した秘訣や過程を丁寧に説明してくれる人がいたらどうだろうか。

もしあなたが、現場の仕事で頑張っているのに、成果も出しているのに、いまいちきちんと評価されていないとしたら、価値を生み出すことに精いっぱいで、価値の証明ができていないのかもしれない。

ちょっと面倒かもしれないが、そんなに難しいことじゃない。次のランチタイム、あるいは朝や夕方のお茶の時間、もしかしたら仕事帰りの飲み屋でもいい。上司や組織内の評価をする人間を連れ出して、あなたのその自慢のプロジェクトの成果だけではなく、プロセスについて面白おかしく語ってあげることだ。あなたが生み出したすばらしい価値を周りに伝えることに、手を抜いてはいけないのだ・・・・・

その際、気をつけるべき3つのステップとは。

1、 チームにおける自分の役割を説明する

プロジェクトリーダーなのか、マネジャーなのか、ムードメーカーなのか。関与度とあわせて自分がどうやって貢献したかを説明する。

2、 会社におけるそのプロジェクトの価値を説明する

同じようにそのプロジェクトが会社にどんなよい影響を与えるか、利益機会の創出なのか、話題性やブランド価値の向上なのか、採用や株価にインパクトがあるのか。再現可能であることを前提に説明する。

3、 社会におけるその企業(とプロジェクト)の価値を説明する

さらに、そのプロジェクトを進めることで、自分たちの企業が社会にどんなインパクトを与えられるかという視点が必要だ。小さなプロジェクトかもしれないが、その一歩が企業の成長を、日本の未来を変える可能性がある。それくらい大きな視野で説明する。

以上の3つのステップを踏まえながら説明することでプロジェクトの再現性、個人の成長性、そして社会的インパクトを組織に伝えることができるのである。

 

今日で6月は終了です。終わり良ければ総て良しともいわれます。しっかりと仕事を進めていきましょう。

 

 

MPE 経営人事教育システム

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