みなさんこんにちは。今日は、令和7年12月29日月曜日です。
『明るく挨し、心に芯を、運は信じて、縁を結び、目指すは遥か、大きな夢』 をモットーにしている
下ちゃんです。
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「さぁ来年は挑戦しよう」と言われても、保身を考えて二の足を踏む人は少なくないだろう。まわりの視線を気にしながら、「何もしない」方が得なのか……むしろ、「何もしない」ことこそ価値なのか、と考えてしまう人もいる。
ある学者が書いていた話が心に残っている。
皮肉を込めていえば、今の世の中では“何もしない方が得”だというのだ。無理に価値を生み出そうとするより、まわりと調和し、波風を立てない方が賢明だと。これは、個人が組織に適応するための冷静な計算に基づく、合理的な行動だという。
長く同じ組織で生きていくには、下手に突出すれば「出る杭は打たれる」。失敗は許されず、成功しても大きな報酬が得られるわけではない。だとすれば、熱心に働く“ふり”をしながら、上司の意向を忖度するのが「正解」なのだ――そんな空気が確かに存在している。
では、どうすればよいのか――。
この先生は、社会に漂う閉塞感を突破するためには、むしろ“逆をいく”しかないと言う。異端の存在を認め、多様性を重んじる「個人主導」の社会へと転換することが必要だと。
組織は舞台であり、一人ひとりの役者が思い切って活躍できる環境を整えることこそ、これからの組織の役割ではないか、とも述べている。
深い指摘だ。承認欲求は誰しもが持ち、強みも弱みもそれぞれ異なる。上司とZ世代と呼ばれる若い世代とのコミュニケーションギャップなど、課題は多い。しかし、それらをどう生かし、どう前に進めていくのか――来年に向けて組織が取り組むべき大きなテーマなのだろう。
「偉大なソロを集めたオーケストラが、最高のオーケストラではない。」
複雑で不確実性の高い現代社会では、対話を通じて相手を信頼し、尊重し合い、協調していく姿勢が求められる。社員の自律を促しながらも、経営者の意思を適切に伝達できるという点で、オーケストラ型のマネジメントがビジネスの現場でも注目され始めている。
現代の企業や組織も、オーケストラと同じだ。スコアを忠実に再現するだけではなく、そこに個性ある付加価値を重ねることで、顧客や社会と共鳴することが求められている。
重要なのは、メンバー同士がスキルと感性をぶつけ合い、互いにインスパイアされながらアンサンブルをつくり上げていくこと。そのようなチームこそ、高い付加価値を生み出すアウトプットを実現できる。

